東北DC企画「特急燭台切光忠」に当選したため、今年初遠征を挙行(5/22-23)しました。
運行期間が仙台→水戸なので、仙台に前泊が必要でした。伊達スペクタクルという
伊達武将隊絡みの企画を見つけ、8000円(夕食込み)で申し込んでいたのですが、
残念ながらこのご時世で食事提供エンターテイメントはキャンセルに。
2泊3日で予約した宿も別の場所で取り直し、新幹線も50%OFFの得だ値には間に合わず。
東北DCのパンフをいくつも読み、仙台近郊の観光スポットをいくつかピックアップしたのも
全て無駄となり、半日の仙台滞在は駅内のコラボカフェ巡り(燭台切のコラボ飲食店は
いつも珈琲が多くて胃が痛くなる上に、今回はほぼ全て甘味という体に極めて悪い仕様)と
仙台市博物館だけで終わりました。博物館は下半期から改修のため3年の休館に入るため、
いつもならバラバラで出てくる目玉展示物(政宗の黒甲冑や陣羽織、刀など)を
全部出しするという豪華な内容でした。政宗が花が描かれた金屏風に和歌や漢詩を
思うがままに(時には絵の上にまで)書き散らした品は彼らしいと感じました。
寄贈によって仙台市博物館にようやく来た政宗の刀・はばき国行は美しかったですが、
個人的にはいくつもの刃こぼれがあった片倉家伝来の伝・真守の方に惹かれました。
恐らく人を殺していると思しき実戦刀。主の手で振るわれた過去を持つだろう一振りに。
岩沼にある金蛇水神社に行く踏ん切りは悪天候とアクセスの悪さでつかず、
一番街にある分社で刀ステ完走祈願をしました。金蛇水神社は今では金運のご利益があると
知られている神社ですが、もともとは三条宗近ゆかりの神社なのです。
(東北なのに三条宗近の伝説が伝わっているの、不思議な感じがします)
一番街も久々に歩きましたが、JR東日本が頑張って仙台駅にどんどん新しい施設を
オープンしているせいで、仙台も駅で大抵片付く都市になりつつあると感じました。
できたばかりのtekuteで「肉のいとう」のお高い弁当買って、あとはホテルに引きこもって
スマホで无伝のディレイ配信を見て過ごしました。スマホで見るものではないですね…。
当日は仙台駅に乗車しない人も含め審神者が大集合。宮城県警まで配備されてました。
何より東北DCの企画がコロナ禍で潰れまくる中、これだけは絶対に成功させると
仙台駅員が物凄く気合を入れているのが伝わってきました。「特急燭台切光忠」の文字が
電光掲示だけではなくディスプレイに表示されたり。燭台切は三日月とはまた別の観点で
とうらぶのシンボルだと思っていますが、ここまで上り詰めたか…という感覚があります。
観劇よりも長い水戸までの4時間。車内は静まり返ってました。時折流れる佐藤拓也さんと
燭台切のアナウンス(水戸~仙台なのに案内されたのは福島県内のスポットばかりなのが
この企画らしさ)、そして沿線で撮影したり手を振る人たちと通過駅にもかかわらず
幕を用意してくれた駅員さんたちの気持ちが、痛む腰で挫けかける心を繋いでくれました。
岩沼駅で出ていた『宮城に来てくれてありがとう』には、旅行するのに勇気や決断が
要求されるようになったこの時代のやるせなさに泣いてしまいました。
乗車前は隣の知らない人とどうやってコミュニケーション取りながら弁当食べようか
かなり心配だったのですが、一人客の隣は空席として設定されていたようでした。
キャンセルした人も多かったらしく、途中で不在客のヘッドレストカバーが外されると
(おそらく余計な持ち帰りを防ぐため)かなりの座席からカバーが消えていました。
弁当用に配布されたフェイスシールドは刀ステで配布される物よりも遥かに丈夫な
スポンジ付きの一品で、食べるのに相当苦労しましたが、安心して車内で食べられました。
かつては夏のたびに通っていたJヴィレッジ脇も通りました。福島原発近辺では
普通なら何かが植えられている田畑になっている土地も、かなり放置されていました。
常磐線は上野から仙台まで一本の線路で繋がっている、その事実を再認識し、
またそれが当たり前でもないとも気づけました。有意義な時間でした。
水戸ではバスでも入場でも並んで久しぶりの徳川ミュージアムへ。今年の大河である
「青天を衝け」は未視聴なので、幕末の水戸徳川関連展示にぴんと来ないのは残念でした。
ようやく目にすることができた描きおろしの燭台切はかっこよかったです。
水戸から柏までは普通電車で帰ったのも、ある意味私にとっての常磐線と感じました。
人が物に寄せた想いから顕現したという設定の刀剣男士。
7年目にして燭台切はまた新しい、強固な物語を得たと実感できた2日間でした。