映画演劇サクセス荘3週目のイベント・中継付き上映(1/15)を市川妙典で見てきました。
イオンシネマの全国20館強でしか中継されないイベント対象館で唯一の千葉県内が妙典。
2週目の舞台挨拶は端の席しか残っていなかったため春日部をチョイスしましたが、
3連休で二度も藤の牛島駅への道(畑が広がりコンビニすら見つからない)を歩いた結果、
今度は絶対に駅近の妙典を取ると誓って発売直後の深夜にチケット抑えたのでした(笑)
妙典といえば羽田さんが育った土地ですが、東西線に後からできた駅です。
取ってつけたように高架の途中で現れる妙典駅から少し離れた先にどうにか造ったっぽい
ロータリーがあり、その脇に3館に分かれて立っているのが妙典のイオン市川妙典です。
春日部のイオンモールが16号沿いの何もない土地(島忠やVIVA HOMEはどう考えても
イオンと同目的でできてるのでノーカウント)にそびえる典型的イオンモールなのに対し、
明らかに前身はイオンじゃないと伝わる古風なショッピングセンター風の構造でした。
このエントリを書くに際して検索してみたところ、元はサティで、マイカルが破綻して
イオングループ入りした果てに現在のイオン市川妙典店となったようです。
この日も妙典のサクセス荘イベント上映は完売。upgradeしなくても隣の席との間に衝立が
設置されたコロナ禍には安心できる劇場(だが売店の列が長すぎてソーダは購入できず)で
二度目となるサクセス荘―和田さんや荒牧さん、北村さんの表情を丹念に見たのでした。
スタジオからの中継と銘打たれていたイベントは、若干正しくなく、お台場にあるイオン
エンターテインメント本社に集められた6人のキャストがサクセス荘名物の反省会風味に
語るという、盛装して緊張感のある舞台挨拶とは一味違った緩いトークでした。
私が初見のエントリで書いた芸人なのに殺陣がうまいゴーちゃんについて、和田さん本人も
触れていました。役者としては歌が得意な立石さんが、ビューティーアドバイザー志望の
マカロンが上手に歌うことに違和感があって…という話題からの派生で、ゴーちゃんも
板の上でコントの一環なんかで殺陣をやったことがあるんだろう、みたいに。
サクセス荘のキャラは完全なあて書きで、役者のパーソナリティーに合わせてキャラが持つ
将来の夢が設定され(例:他の役者が髪+顔を30分でセットする中、立石さんのマカロンは
ヘアメイクだけで30分かかり、2回目には1時間のメイクタイムが設定されたが、最終的には
立石さんが髪をセットしてもらっている間に自分で化粧していた)ています。
9/6深夜まで1日だけで行われた撮影の約2週間前にあがった台本には細かいト書きがない
箇所もあり、たとえば荒牧さんは序盤の携帯通話で誰にどんな話をしていたかを自分で考え
演じていたのだとか。サーは場をかき乱すキャラと考えている荒牧さんは床からはがれない
虎の皮の横に寝そべったり(本当はかぶりたかったらしい)アドリブをたくさん入れるが、
映画では初出演のS4が戸惑わないように控えめにしていたそうです。サーは腕を組む所作も
独特で、腕を組んでいるようで厳密には組んでない(腕の上に手を置いている)のですが、
この方が英国貴族らしく上品に見えると荒牧さんが考案したものだそうです。
映画はグローリータワーレジデンスにより日照権を失ったサクセス荘の住人がS4と対決する
物語ですが、実はサーは誰よりも早く着手し、S4へのアプローチを独自に開始しています。
相手の懐へ潜り込むため一時的にサクセス荘の仲間を欺く流れになるのですが、その姿勢に
真っ向から対峙するのがゴーちゃんになります。夢のプレゼンに怯んでしまった自分に対し
ひどく悔しがる(ネタ帳を閉じる動作を抜かれたのは本人も驚きながら嬉しかった模様。
ファンもここが見どころと挙げる方多いですね)愚直なゴーちゃんは和田さんそのもの。
実はこのイベント中継で一番印象に残ったのは、脚がかゆくてかいていた和田さんでした。
りんたこでも、時折パブリックイメージが!―と思ってしまう言動を見せる和田さん。
良くも悪くも物凄く率直なんですよね。演技に対する情熱がストレートに発露されるから
役者として支持されているんだと思いますけど。荒牧さんは絶対そんなことしないはず。
ニコ生で酔っぱらいはするようですが…。サクセス荘でのサーとゴーちゃんは、愛想笑いを
ネタにして突っ込み合ったり仲良しさんにしか見えませんが、あえて対立構図に据え、
なおかつ物語の主軸として持ってきたのが映画として成立させた最大要因と思われます。
あと印象に残ったのは高木しゅんりーさんの、業界人はもっと注目すべきという話。
舞台役者にしかできない途轍もないことを成し遂げているのに…と嘆くしゅんりーさん。
相方が人気声優の宮野さんだから余計感じていらっしゃるのかもしれません。声優や2.5次元
俳優がTVにやたら出てくるのは、トレンド取りやすいのもありますが、まず何よりも
ギャラが安いというのがあるはず。お金がないテレ東と、映画配給としては強いと言えない
イオンが作っている映画だから成り立ちからどうしようもないと言えばそれまでですが…。
挨拶のたびにSNSで盛り上げてほしいという話題になるのも、その由来ゆえ。楽しいし、
多くの人に見てもらいたいのに上映館が少ないというジレンマ、どうしたものでしょうか。