FGO5周年の47都道府県新聞広告企画「under the same sky」でエレシュキガルが訪れて
「現世の地下の、中々のものなのだわ!」とコメントした埼玉県の『防災地下神殿』。
減災設備ゆえ交通の便に恵まれてはいないのですが、年末年始、インフラツーリズムの
検証として春日部駅から無料バスが運行されると知り、12月に予約しました。受付メールに
「月曜日は龍Q館は休み」と明記されていたのに読んでなかったと1/10当日気づきました。
(龍Q館は見学会と運営主体が違うのです。縦割り行政…)
江戸川のほとり、やや高台にある庄和排水機場。その脇に忽然と広がるサッカーコートの
真下が地下神殿こと調圧水槽の所在地です。116段の階段を下りていくと、59本の巨大な
柱で支えられた空間(サンシャイン60を横倒しにした程のサイズ)に到着します。
この柱は周囲の地下水による圧力から空間を維持するために必要だと説明がありました。
(プールに浮かべた浮き輪を押さえ込む腕の役割を果たしているのが柱とのこと)
冬の関東は雨もさほど降らず、観光用に土砂も人力作業で除去された(観光客が入らない
部分は年に一度、1か所だけ設けられた開放口からクレーンでブルドーザーを投入して除去)
空間は、映画「翔んで埼玉」にも登場した撮影設備にすら見えるのですが、柱や第一立杭を
途中まで染める緑がかった茶色が年に7~8回ある稼働時の痕跡を伝えるのでした。
私の家も浸水経験があり、解決策として地下貯水池が設けられています。古の利根川本流が
通った低地に流れる中川(見学2日前のイオンモール春日部行きで渡りましたが、とりたてて
特記事項もない小さな川でした)・倉松川・大落古利根川・幸松川…といった中小河川用の
調整池スケールアップ版が地下に放水路「彩龍の川」を通すプロジェクトなのでした。
もっとお金を払えば第一立杭をのぞきこんだり、暗闇に潜むプロペラも見学できるとか。
どのくらい関東平野が平坦か、江戸川の堤防へ排水口を見に行った際にあった地元の方が
教えて下さった『景色』を思い出しました。あいにく曇りで全く見えなかったんですけど、
筑波山・日光三山・浅間山・八ヶ岳連峰・富士山・東京スカイツリーが見えるそうです。
実際、庄和排水機場は富士見スポットとして正式に登録されています。私は岐阜出身ゆえ
山があまり見えない南関東の景色は、実はどうにも落ち着かなかったりします。
地下神殿が庄和にあって、帰りは無料バスではなく道の駅&イオンモール経由で歩いて
藤の牛島駅まで帰ったのがある意味で一番予想外の出来事でした。何故でしょう…。